杢蔵山 2017.8.7

2017.8.10　記

神室連峰の南にある山です。
気になるお花があり、その時期に訪れてみたいと思っていました。




◇コース◇

山屋登山口～杢蔵山荘～杢蔵山～杢蔵山荘～三角山～山屋登山口




台風の影響があり、新庄市内は晴れていますが風があり。
目指す杢蔵山には雲がかかり、山頂は見えませんでした。

7：40　山屋登山口　出発

クサボタン（草牡丹：キンポウゲ科　センニンソウ属）かな？

杉林を進みます。

オカトラノオ（岡虎ノ尾：サクラソウ科　オカトラノオ属）

登山道から少し沢沿いに下ると一ノ滝に出ます。

一ノ滝
水飛沫が冷たい！

不動明王
登山道に戻ると石塔がありました。
豊作と災害除けを祈願してとのこと。

クワガタ♪

三ノ滝
こちらは登山道からすぐに見られますが、ちょっと遠い。

ずいぶんと整備されています。
ありがたいですね～

小さな沢にも橋が架かっていました。

景色が変わり、だんだんと急坂になってきましたよ。

七曲りの坂をすぎて、心臓破りの坂と続きます。

エゾアジサイ（蝦夷紫陽花：アジサイ科　アジサイ属）

終盤でしたが、登山道わきに多くありました。

ウツボグサ（靫草：シソ科　ウツボグサ属）

9：20　三角山への分岐

登り詰めたところで分岐に出ました。
ここからは樹林が開け、緩やかな道となります。




9：25～30　杢蔵山荘

見事にガスガスなので、何も見えません！

大きくはありませんが、とても丁寧に使われている様子でした。
中はとてもきれいでしたよ。
トイレも併設されていますが、こちらは見てきませんでした。
水場もありますし、天気が良ければ新庄市内が見えたり、
鳥海山が見えたりするようです。

杢蔵山荘から杢蔵山方面に、金杢水の水場があります。
ここで、冷たい水をいただきました。

ブナの樹林帯に入ります。
もや～っとして幻想的。

ヤマルリトラノオ（山瑠璃虎ノ尾：ゴマノハグサ科　ルリトラノオ属）

樹林帯を抜けると、咲いていました！
今回見たかったお花です。
7月下旬からとなっていたので、間に合うかな・・・と思っていたので、
見られてうれしいです。

この写真ではわかりずらいのですが、稜線は東斜面が切れ落ちています。
豪雪地帯で偏西風の影響を受ける、神室連峰の稜線の特徴ですね。

タテヤマウツボグサ（立山靫草：シソ科　ウツボグサ属）

9：55　杢蔵山

見事なほどにガスの中にすっぽり。
神室連峰の山々どころか、近くすら見えません・・・
とういことで、すぐに下山です。

風が強かったのですが、弱まったすきにパチリ。

杢蔵山荘はそのまま通過です。
10：20　三角山への分岐

ヤマユリ（山百合：ユリ科　ユリ属）

この時期は里山でもたくさん見られますが、まとまっていると見事ですね。

ノリウツギ（糊空木：アジサイ科　アジサイ属）

10：40　三角山

緩やかな道を進むと到着です。
テレビ塔がたくさん！

こちらにもヤマルリトラノオが多く咲いていました♪

あとは林道歩きです。
正直、ちょっと退屈ですね～

案外急で、もくもくと歩きましたよ。

オニヤンマ♪

クルマユリ（車百合：ユリ科　ユリ属）

ソバナ（岨菜：キキヨウ科　ツリガネニンジン属）

思わず見上げてしまいました。

オオウバユリ（大姥百合：ユリ科 ウバユリ属）

こちらも大きいので、目立ちます。

11：45　山屋登山口　到着




本来だったら素晴らしい展望なのでしょうが、この日は雲の中で残念でした。
稜線では風が強く吹いていて、涼しいくらい。
この夏の暑い中、涼めたのはよかったかな・・・

なにより、ヤマルリトラノオをたくさん見られたのが本当に嬉しかったです。




お風呂は車ですぐの奥羽金沢温泉保養センターに立ち寄り、さっぱり。
こちらで、新庄市内の人気のラーメン屋を教えていただきました。

「末広」です。
私は中華そばをいただきました。シンプルで美味しかったです。
とりもつが入っているスタミナラーメンが人気のようですね。
地元の常連の方が多い感じ、混んでいましたが少し待って入れました。

この後、のんびり帰宅。