磐梯山 2016.6.27

2016.11.22　記

福島の山の中で、ついつい後回しになっていた山です。
コースもいろいろとあり悩みましたが、裏磐梯周辺に宿泊しましたので、
北側からのコースとしました。




◇コース◇

裏磐梯スキー場入口～噴火口分岐～天狗岩（三合目）～弘法清水～磐梯山～弘法清水～裏磐梯スキー場分岐～噴火壁・火口原分岐～スキー場入口




9：05　裏磐梯スキー場入口　出発

スキー場って滑るにはいいのですが、登るのは結構急ですよね。
直登ですし、朝一番からしんどく感じます。

噴火口への分岐を過ぎると、荒々しい姿がよく見えました。

シラタマノキ（白玉の木：ツツジ科 シラタマノキ属）

足元がザレていて、ちょっと歩きにくいです。

ウラジロヨウラク（裏白瓔珞：ツツジ科 ヨウラクツツジ属）

眼下に銅沼と桧原湖、遠くに飯豊連峰もうっすら。

噴火のすさまじさが伝わります。

うっかり写真を撮らなかったのですが、ここまでの急登には足がかりがきっちりあり、
手も使いながらぐいぐい登ってきました。
ハシゴよりも安定感があります。

急登が終わり、分岐なるとのどかな景色。

探していますよ。

コメツツジ（米躑躅：ツツジ科 ツツジ属）

バンダイクワガタ（磐梯鍬形：ゴマノハグサ科　ルリトラノオ属）

磐梯山の固有種です。出会えて嬉しい～
後ろには帰化植物のコウリンタンポポのオレンジ。

ガクウラジロヨウラク（萼裏白瓔珞：ツツジ科 ヨウラクツツジ属）

白花です。見事なほどに鈴なりで、にぎやかでした。

こちらは普通のピンク色。

ハクサンチドリ（白山千鳥：ラン科 ハクサンチドリ属）

ミヤマオダマキ（深山苧環：キンポウゲ科　オダマキ属）

11：20　弘法清水

水を飲んで、最後の登りを頑張れば山頂です。
ここからはちょっと人が多くなりました。




11：40～12：10　磐梯山

適当な場所を見つけて一休みです。
天気もよく、ゆっくり休めました。

猪苗代湖です。

箕輪山、安達太良山

山頂にも沢山咲いていました。

吾妻連峰、西吾妻のあたりに雲がかかっています。

飯豊連峰、こちらも雲がちょっと残念です。

たっぷり景色を楽しんだところで下山です。

ミヤマキンバイ（深山金梅：バラ科 キジムシロ属）

ゴゼンタチバナ（御前橘：ミズキ科 ゴゼンタチバナ属）

ハクサンシャクナゲ（白山石楠花：ツツジ科 ツツジ属）

12：30　弘法清水

ここからは登りのルートとは違う八方台方面へ。

吾妻連峰がくっきり見えるようになりました！

グンナイフウロ（郡内風露：フウロソウ科 フウロソウ属）

マルバシモツケ（丸葉下野：バラ科 シモツケ属）

もう一度、飯豊連峰。

13：30　裏磐梯スキー場分岐

少し八方台に向かって、磐梯温泉中ノ湯跡を見てきました。
昔はどんな風だったのでしょう？

どんどん森の中を下ります。

ベニバナイチヤクソウ(紅花一薬草：イチヤクソウ科 イチヤクソウ属）

14：10　銅沼

しばらく眺めていました。

さぁ、あともう少し歩きましょう。

コケイラン（小蕙蘭：ラン科 コケイラン属)

ついつい足が止まります。

スキー場に戻ってきました。

14：40　裏磐梯スキー場入口　到着




火山によってできた火山壁や湖沼は、自然の大きな力を感じました。
すごいですね。
そして緑が残るところは、いきいきと植物が育っており、花や樹木も見事でした。

眺めるばっかりの山でしたが、ちょうどバンダイクワガタの時期に訪れることができて、
本当に良かったです。
雄国沼とセットで、楽しい2日間でした～